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ガンプラ図鑑

1/144 HGBF
RX−93−ν2SZ Hi−νガンダムSZ


 2015年のオラザクに応募したガンプラで、4月から8月までの五か月をかけて製作しました。去年のソードガンダム(マークU)のコンセプトを受け継いだガンダムです。読み方は「ハイニューガンダムエスゼット」です。
 デザイン、パーツ処理、組み立て、改造、塗装と、あむのすべてのガンプラ技術を注ぎ込みました。それでも一次通過はできないのだからオラザクへの夢は果てしないです。
 以下は応募したときのテキストと応募写真(上のメイン写真と合わせて10枚)です。


使用キット:HGBF Hi‐νガンダムヴレイブ、HGUC νガンダム、Hi‐νガンダム

 コンセプトは、ガンプラバトルで勝ちにこだわった最強のガンダムです。SZはソード・ザッパー(剣で斬る者)の意味で、武装はライフルソード、ブレードソード×2、ビームサーベル×2、シールドソード、ハイパービームサーベルのセブンソードに加えて、ファンネルソード×6を合わせてサーティンソードです。シールドにはIフィールド発生器とビームスプレーバリヤーを装備して、フィン・ファンネルと合わせて万能的な防御力を実現します。勝ちにこだわったので、剣が尽きたときのためにウイング基部にファンネルミサイル、腕部にファイナルバルカンを隠しています。
 νガンダム、Hi‐νガンダム、Hi‐νヴレイブから自分なりのかっこいいガンダムとしてパーツをミキシング、アレンジしました。ファンネルソードとバリヤーのエフェクトは自作しました。小さなこだわりとして、足元を重くして自立できるようにしました。





左上から、1.軽装状態+全武装、2.後ろ姿、3.アクションポーズ・ソードライフル、4.ブレードソード+ビームサーベル、5.ハイパービームサーベル+シールドソード、6.ファンネルソードのエフェクト、7.ファンネルバリヤーのエフェクト、8.ファイナルバルカンとファンネルミサイル、9.横立ち姿。



以下はブログの製作記事をまとめたものです。

Hiニューガンダムヴレイブ 2015-04-15(Wed)
 あむです。Hiニューガンダムヴレイブ改造機(仮)の製作を開始します。名前は候補はあるけどまだ決まっていません。去年のオラザク用に作ったソードガンダム(Mk−U)の流れを汲む機体という設定です。そういえば背中に翼をかついでいるシルエットとか、白と青のカラーリングとか似ている部分がありますよね。
 多分今年のオラザクに応募します。製作が間に合えばということだけど。実はHiニューを素にするということだけで、どういう改造をするか、カラーリングは、ということは全然決まっていないのです。作っている中で決めていこうと思っています。
 ということで製作開始。仮組みをしました。



 まだファンネルの一部やライフル、シールドはまだですが。うーむ。このままでも十二分にかっこいいですよね。多少の部分塗装と墨入れをしてやればそれでいいんじゃないかとも思ってしまいます。が、自分だけのHiニューを作るためにがんばります。
 仮組みの中で接着しちゃっても構わないところは接着したり、今後分解するところはダボピンを欠いて組み立てたりしています。合わせ目消しは頭部以外はほとんど必要なさそうです。ビームライフルはモナカだけど、武器は変えるつもりなので合わせ目消しはしません。ほんと頭部だけになりそうですね。
 ところでなんで題材をHiニューにしたかですが、ビルドファイターズトライを見ていて、自分がガンプラバトルをするとしたら、勝てるガンプラを選ぶとして、これが最強というものを考えたらHiニューだったのですね。あのニューのさらに発展型ですからね。ユニコーンもいい線だけど、ファンネル有りのこちらに(あむ的には)軍配があがりました。
 これから時間をかけて作っていきます。あむだけのHiニューにできたらいいなあ。わくわく。


Hiニューヴレイブ仮組み 2015-04-17(Fri)
 あむです。Hiニューガンダムヴレイブの仮組みが終わりました。



 写真では違う武器を持っていますが、これは近頃の雑誌付録のものです。ソードガンダムのときはカレトブルッフを使ったので、今回もこういう雑誌付録を使おうかと考えています。 形状そのまま持たせるのもなんなので、いろいろと考えているのですが、パーツを取り付け変えたりするだけでは無理なようで、ちょっとした改造は必要になるのかなーなんて考えています。いいアイデアがなくて、いきなり行き詰まっている感が強いですが。
 まあ、オラザクまではまだ間があるので、のんびり行きます。


HiニューガンダムSZ 2015-05-01(Fri)
 あむです。Hiニューヴレイブの改造機の名前をようやく決めました。それがタイトルの「HiニューガンダムSZ」です。エスゼットと読みますが、意味はSWORD ZAPPERで、“剣で斬る者”とでもいいましょうか。
 ソードガンダム(マークU)のコンセプトを受け継いだという設定なので、やはり主武器は剣になります。ダブルオーのセブンソードを突き詰めた感じに考えています。
 そのHiニューSZですが、少し進めました。



 ファンネルや武器を持たないと細身ですよね。ええと、腰サイドアーマーを取って、まるまる脚部側面に追加スラスター・ユニットとして付けました。
 腰サイドアーマーは代わりにHiニューヴレイブで余ったパーツ(Hiニューのときは使ったカカトのパーツ)を少し加工して付けました。小さくて貧弱なようですが、この横にさらに武器をつける予定なのです。
 腰中央パーツは前方下方にでっぱっているのが、あむ的に生理に合わなかったのでまっすぐに切り落としました。プラ板なりパテで成型します。

 こんなところです。先は長いですが、少しずつ進めてオラザクに間に合わせたいと思っています。


HiニューSZ 仮組み2 2015-05-04(Mon)



 HiニューSZを進めました。ヴレイブで腰裏に装着されていたブレード?を腰サイドアーマーに取り付けて、腰裏にはHiニューのアイデンティティであるプロペラントタンクを復活させました。
 それとHiニューではなくニューガンダムのビームライフルに、ホビジャ付録のフェザーソードの刀身部分を銃剣のように合体させました。後部にグリップをつけることによって、ライフルとしてもソードとしても持てるようにしました(接着はこれからだけど)。
 難航というか方針が決まっていないのがシールドで、今のところヴレイブのシールドを改修することだけが決まっています。内部メカみたいなのを付けたいのだけど。
 今回はここまでです。


ハイニューSZ 合わせ目消し 2015-05-10(Sun)
 あむです。Hi−νの表記を「Hiニュー」にするか「ハイニュー」にするか迷っています。あむは小説を書いているので、ブログでの表記も小説準拠にしたいのですが(いきなり縦書き横書きという根本的な違いがまずあるのだけど)。例えばZガンダムなら小説では「ゼータガンダム」と書くほうが一般的なのだと思います。なのでνガンダムなら「ニューガンダム」だろうけど、Hi−νはどうしたら? ということで悩んでいたのだけど、とりあえず「ハイニュー」でいこうかと思いました。畢竟、書くほうの好みでどうにでも書いたらいいということなんですよね。
 そのハイニューガンダムSZですが、少しずつ進めています。大体の形状が決まったので製作に取りかかりました。まずは合わせ目消しですが、必要な場所はとても少ないです。



 頭部は電撃ホビーの作例を参考に、顔パーツをあとハメ加工してから、メット部を接着しました。ヴレイブでは不使用だったモナカのプロペラントはSZで使うので接着。ビームライフルとフェザーソードの一部も接着です。
 写真には出ていないけど、ライトニングガンダムの別売りバックパックについていて使わなかったビームキャノン?二門も使うことになったので、これもモナカを接着しました。
 合わせ目消しが必要なのはこれくらいです。最近のキットはいいですねえ。全部のヤスリがけはこれからです。


HGUCハイニュー リタッチ 2015-05-17(Sun)
 あむです。仕事で嫌なことがあっても家には持ち帰りません。だから今日もガンプラガンプラ。
 HGUCハイニュー(あるいはヴレイブ)を作ったことがある人は知っていると思いますが、フィン・ファンネル六枚のうち可動するのは二枚だけで残りの四枚は二枚がひとつになった非可動ファンネルなのです。ビルドファイターズの前のガンプラビルダーズで芸能人だかなんだかがハイニューを三個イチにしてすべて可動ファンネルにしたという場面もありました。
 今回あむはSZでそれをやろうと思いついてしまったのです。SZ製作のコンセプトが、もしガンプラバトルに出場するなら、というものなので、やはりファンネルは動いたほうがいいだろうと。
 とはいえハイニューをあと二個買うほどお小遣いがあるわけではないので、一個はがんばって買うとして、もう一個は以前作ったハイニューから持ってきちゃおう、ということにしました。
 それでガンプラ倉庫(寝室横のクローゼット:かなりの部分をガンプラのダンボールが占めている汗)から、ハイニューをひっぱりだしてきました。
 ハイニューを作ったのは2010年で、もう五年も前になるのですねえ。お正月に初詣に行った日の夜に作ったのをなぜか覚えています。
 可動ファンネル二枚をひったくり、ヴレイブの非可動ファンネルを分解して、(取り付け部分を少し改造する必要がありました)交換させてもらいました。
 ただファンネルを動かないものにしたというのでは、ハイニューがあまりにかわいそうなので、ついでにあの頃は省略していた部分塗装などを、しっかりとしてやることにしました。



 ビーム・ライフルの白い部分や、肩などのスラスターのシルバーを塗りました。ついでにロンドベルのシールなんかもきれいに貼ってやりました。これで勘弁してね。
 ヨドバシからもう一個のハイニューも届いたので、そこから可動ファンネルを持ってきて(ついでに両腕を左腕にするために必要だったので丁度よかったのです)、SZのほうもじょじょに進めていきます。
 あーガンプラ楽しい。明日は仕事だなあ。嫌だなあ。


ハイニューSZ 工作 2015-05-25(Mon)
 あむです。夜な夜な、SZを少しずつ進めています。全身のパーツがだいたい決まったので、今はそれぞれのパーツの加工をおこなっています。その後表面処理して塗装という流れですが。



 まずは脚ですね。足首部分ですが、ハイヒールがあむのセンスではなかったので、ヒールの後ろにでっぱりを追加しました。ジャンクパーツとプラ板です。それとハイニュー時代からのキットの悩みとして、自立しないので、足首を重くしたらどうかと思い、足首全体の内部をエポパテで埋めました(ついでに足裏の肉抜き穴を埋めつつ)。
 次、胴体です。右胸に長いセンサーがあって、これもあむのセンスではなかったので削り取りました。代わりに左右両方に小さいセンサーをつけようと考えています。
 肩の天板?が平らで面積があったので、プラ板を貼ってディティールにしました。
 腕は両腕とも左腕にしました(ハイニューの右腕はマシンガンだけどこれは不要だし、ヴレイブのクローはちょっと)。
 頭部はツノとその中央の形が馴染めないので形を変えました。中央の五角形を小さくして、ブレードはシンプルに。
 ライフル。ニューガンダムのライフルにホビジャ付録のフェザーブレードを合体させました。接着部分に違和感があったのでプラ板ディティールを貼って親和度を上げました。
 シールド。ハイニューのシールドを使います。裏側に、ライトニングバックウェポンで余ったビームガンを追加しました。ハイメガキャノン兼ハイパービームサーベルというオレ設定です。表側には秘密のギミックを仕込んでいますが、まだ秘密です。
 最後は腰部です。もともとのサイドアーマーは脚部サイドの追加スラスターとしました。また、ハイニューのかかとパーツをサイドアーマーに持ってきました。それぞれ接続したときに隙間ができるので、プラ板ディティールを貼って塞ぎました。
 腰部中央は前方下に伸びるなにか?があまりにもセンスにあわなかったので削ったというのは前述のとおりです。
 今のところ以上です。それぞれのパーツの精度を上げていこうと思います。めざせオラザク。


ハイニューSZ 工作2 2015-06-07(Sun)
 さて、ハイニューSZですが。ちまちま進めて、やっと全体のパーツが決定して、改造するなどの工作まで終了しました(本当は隠し武装のようなものがあと2パーツ残っているのだけど保留なのです)。



 前です。大きい武器に大きい盾。大きい翼みたいなバックパックという、近年氾濫している主人公機の記号を全部盛り込みました。両腰のブレードソードは侍をイメージしています。肩上や腰フロントアーマーにプラ板ディティール追加、頭部ブレードアンテナ延長化など細かい加工をいくつかしています。



 後ろです。ヴレイブ版のファンネル基部ですが、背中へのアームはハイニュー版に差し戻しました(短くてコンパクト)。ブレードソードを腰に持っていったのでプロペラントタンクを復活(先端バーニア追加と小さいバーニア開口)。カカトのハイヒール部分の後ろにでっぱりを追加して女性っぽさを消しました。ついでにかかと内部にエポパテを埋め込んで重くしました。これでファンネル装備時にも自立することができるようになりました。
 今後は1パーツずつの精度上げをやりながら思いついたら追加の工作をしていきます。梅雨の間はやすりがけをがんばります。梅雨が明けるまでに終わらせて塗装に入りたいと思っています。


ハイニューSZ 塗装 2015-07-26(Sun)
 梅雨が明けましたね。
 ということでハイニューSZの塗装が進んでおります。ガンダムカラースプレーのMSホワイト、MSブルーZ系、MSグレー連邦系が済んで、今は残りの筆塗りを進めているところです。1/144なのにパーツ数が多くて大変(持ち手の立たせ台:手作りを三個から六個に増やして、持ち手自体もかなり増産しました)だけど、もう少しで完成なのでがんばります。
 普段しないサフ吹き(一部)やら、マスキングやら、調色なんかを楽しみながらやっています。


ハイニューSZ 仕上げ 2015-08-02(Sun)
 あむです。ハイニューSZは、塗装が終わり、控えめにデカールを貼って、メタリック部分にマスキングした後つや消しトップコートをかけてほぼ完成しました。



 あとは乾燥したら組み立てるだけです。
 あむとしては1/144では今までにないパーツ数の多さで大変でした。でもその分思い入れもできて、かっこいいハイニューガンダムSZができましたよ。
 例によって、オラザクに応募するので、発表までは完成写真を載せませんので、それまでお楽しみに。


ハイニューSZ 撮影 2015-08-24(Mon)
 あむです。まだハイニューSZをやっていました。オラザクの締め切りぎりぎりだけど、最後まで全部の力を出し切ります。
 ということで、追加工作で、ファンネル関係のエフェクトパーツを自作しました。



 透明プラバンを切り抜いて、クリアブルーで塗装しただけですが、これがあるのとないのとでは写真での表現が大きく違ってきますからね。
 以上で工作はすべて終了です。
 撮影は難航しました。今年は写真もがんばって撮ろうと決めていたので、いろいろと買ったり準備したのです。家の中で撮影場所にするところが決まらなかったのですが、なんとか作り出しました。それがこれです。



 バック紙、ライトなどを新規購入して、レフ板などを自作しました。小さく写っているのがSZですね。カメラは従来のデジカメですが、今年は(ミニ)三脚も使うし、タイマー撮影もしました。万全です。
 そして、その撮影場所を後ろからのショットです。



 あむの苦心が窺えるでしょうか。ダイニングテーブルの上に、椅子を置いてバック紙をセットしたり、台所の一部をメインの撮影台にしているのです。(だから家事が終わってみんなが寝た後でないと使えないのです)。
 ひととおり撮影が終わりました。。。。



 大変です!
 なんと、メイン武器であるライフルソードの先端(プラ板を接着してから尖らせておいた)がなくなっているではないですか! 探してもない。
 仕方なく、(今日の朝だけど)ソードを1ミリ削って尖らせました。撮影も何枚かやり直しです。泣く。


ハイニューSZ 応募 2015-08-26(Wed)
 あむです。ハイニューSZですが、今日未明にオラザクサイトから無事に応募することができました。やっと肩の荷が下りた感じです。あとはホビジャ誌上での発表のある11月を待つのみです。目標は一次通過。
 去年のソードガンダムのときも持てる技術をつぎ込んで出来る限りのことをしたと思っていましたが、SZではそれよりがんばったし、手応えもありますが。すごい人ばかりだからなあ。あまり期待せずに待ちます。
 そうそう。結局作品名の表記はハイニューじゃなくてHi‐νガンダムSZにしました。機種依存文字なので少しだけ心配ではありますが、こっちのほうが一般的だろうというのが理由です。

 ここからは備忘録です。

カラーレシピです。
 下地一部:ホワイトサーフェイサー
 白:ガンダムカラースプレーMSホワイト
 青:ガンダムカラースプレーMSブルーZ系
 グレー:ガンダムカラースプレーMSグレー連邦系、ガンダムカラー同
 銀(腹、膝等):ミスターカラーシルバー+クリアーブルー少量
 銀(バーニア):ミスターカラーシルバー
 金:ミスターカラーゴールド
 赤:ガンダムカラーMSレッド
 センサー類:ミスターカラー蛍光グリーン
 墨入れ:タミヤエナメル ニュートラルグレー、ブラック、ブラウン
 トップコート:スーパークリヤーつや消し
 塗装後の修正のときのことを考えてなるべく調色は避けました。それでもMSホワイトは重ねる度にグレー感が強くなるのでソードの修復のときに苦心しました。

 いやあ、無事に終わってよかった。実はあむはもう少しで誕生日なのですが、とうとう40歳の大台なのです。だからハイニューSZが30代最後のガンプラだと決めていたので(オラザク応募にも)間に合ってよかったです。
 写真公開はオラザク発表の11月25日すぎになりますので、アムベースのほうでよかったら見てください。あむだけのガンプラ、あむだけのガンダム、完成です。


以上。

2015年4月〜8月製作


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